【未来予想】来店コンバージョンから見る広告の未来

来店コンバージョン

Googleアドワーズの進化がすごいです。 

店舗 1 km 以内からの広告クリック率や来店率が高いことは、オンラインでも店舗に近いエリアでの販促を強化することが重要であることを示唆しています。そこで、アイシティは店舗からの距離による入札単価調整を採用し、店舗から約 1 km 以内にいる顧客への広告配信強化による来店効果を検証しました。下記は、全国店舗を対象にして距離による入札単価調整を行った 2 週間のキャンペーンにおける来店コンバージョン数の前後比較です。距離による入札単価調整を実施したことで来店コンバージョン数が大幅に増加しました。

https://googleja.i.lithium.com/t5/image/serverpage/image-id/4578iF83EB3A9DC63439F/image-size/large?v=1.0&px=999

コンタクトのアイシティが来店に影響する要因分析を基にした Google AdWords の「距離によ... - Google 広告主コミュニティ

前々からアドワーズの進化が、広告主でさえも着いていくのがやっとなのですが、だんだんと追いつけなくなってきている感があります。

さて、このデータの何がすごいかっていうのですが、誰が来店したかをおおよそで計測できているという点です。

 

ここから見えるものは何か?

消費者データをGoogleが全部集める可能性があるという未来です。

来店コンバージョンを測ることができたということは、近い将来、人間の行動データはリファラーとして計測できることになります。

リファラーとは、

リファラとは、アクセスログに記録されるデータの一つで、ユーザーがサイトに流入する時に利用したリンク元のページの情報です。

 

リファラを見ることで、ユーザーがどのような経路でサイトに流入しているかを知ることができます。
アクセス数が増えた時や減った時に、特定のページからの流入数が変化しているといった原因を突き止めることもできます。

つまり、「Aさんは心斎橋で買い物をしている時に、ユニクロからGUへ移動した」というデータをGoogleが取得できるようになります。

これは大局的に見ると大きな動きで、要は今まで計測できなかったオフラインのデータを、Googleが計測できるようになるのです。

これによって、「あのAという店舗から、Bという店舗には人が移りやすいので、さらに人が移ってくるよう広告を出そう」といった形になったり、将来的にはタクシーへ乗ると、「この年齢層でこの性別、そして興味のカテゴリはこのような形、そしてAという店舗にいたから次のお勧めはBという店舗です」というマッチングをGoogleが仕掛けてくるでしょう。

個人情報はUBERみたいな配車アプリで取れますからね。

 

AIを使ったデータ活用法をさらに生かして、個々に広告を最適化してくると思います。これを怖い未来と見るか、明るい未来と見るかはあなた次第ですが。

 

広告は嫌われ者だが

先日、話題になったLINE取締役の田端さんの記事でもありましたが、広告っていうのはもはや嫌われ者です。

ですが、最後の段落にヒントが隠されています。

筆者は、冒頭で「オーケー、認めよう。広告はもはや『嫌われもの』なのだ」と書いた。では広告業界人は、どうすればいいのだろうか。そして、広告はどのように変わるべきなのだろうか。筆者の考える現時点での結論はこうだ。

これからの広告は、欲望を喚起させるのでなく、欲望を充足させるものになるべきだ。そして欲望は、広告が一方的に作り出すのでなく、消費者が主体的に感じるべきものだ。

そして熱狂は、満たされなかった欲望、抑圧が解放されるときに、消費者が結果として感じるべきものであり、広告業界が一方的に熱狂を創り出せると思っているのなら、それは大きな勘違いなのだ。

 つまり、広告は個々人にちゃんと最適化されないと、見向きもされなくなってきているんです。なので、Googleが上記の施策で、個々人に広告を最適化する覇者になろうとしているのではないでしょうか。

なぜ、今広告が嫌われているのかというと、まだまだ個人にマッチングできていないんでしょうね。

広告が嫌われないようにするためには、情報リソースをさらに取得しないといけないのです。

www.advertimes.com

 

高城剛氏の見解

私が好きなメディアクリエイターである、高城剛氏は下記のように答えています。

僕は、いつの日かタクシーは「無料」になると考えていまして、それは、電気自動車と無人運転システムになった時に、タクシーそのものがメディアになり、社内で表示される広告費だけで運用されるようになると考えているからです。なにしろ、電気であれば燃料も安価で、無人であれば人件費もかからず、配車もスマートフォンとサーバーだけですので容易です。そして、これから行く場所の店舗などの広告を次々と表示可能なことや、乗った場所(おそらくリファラと呼ばれます)から行き先までの行動履歴をサービス会社が把握できますので、都市部のある一定地域で、「LCCタクシー」の次に「無料タクシー」サービスがはじまると考えています。このようなことが、いまいう「IT企業」や「メディア」の仕事になるはずで、また、どこの都市からはじまるか注目しています。

 

また違う質問では、さらに詳しく述べていました。

▽Q.4▼▽
いつも金曜日のこの時間を楽しみにしています。早速質問なのですが、高城さんの著書で度々目にする超具象的未来描写(一番のお気に入りは冷蔵庫のやつです)ですが、前回のタクシーについてのそれで、以下"僕は、いつの日かタクシーは「無料」になると考えていまして、それは、電気自動車と無人運転システムになった時に、タクシーそのものがメディアになり、社内で表示される広告費だけで運用されるようになると考えているからです。なにしろ、電気であれば燃料も安価で、無人であれば人件費もかからず、配車もスマートフォンとサーバーだけですので容易です。そして、これから行く場所の店舗などの広告を次々と表示可能なことや、乗った場所(おそらくリファラと呼ばれます)から行き先までの行動履歴を"これは何ですか?勘ぐり過ぎかもしれませんが、リファラと呼ばれますというのはもしかしてこれは、予言でしょうか?

【 A 】
僕は神様でも予言者でもありません。いつも「何者ですか?」聞かれると、「通りすがりの者です」と答えていますが、それは事実です(笑)。さて、かねがね僕はインターネットで起きたことは、実社会でも起きると申し上げています。そして、皆さんがご覧になっているウエッブサイトのひとつ前のサイト(どこから来たからか)は、「リファラ」と呼ばれているのです。ですので、インターネット関連企業が、タクシーサービスや無人自動車を開始すると、あるショッピングモールにタクシーに乗って来たお客様が、ひとつ前の場所(どこから来たからか)が重要になり、その出発点はインターネットと同じく「リファラ」と呼ばれる事になると思います。そして、その無人無料タクシーは、行き先のショッピングモールと周辺の店舗の広告や、乗客の属性にあわせたナショナル・クライアントの広告が続々と表示されることになるでしょう。それが、都市部のタクシーの未来だと思います。

 

まとめ

来店コンバージョンを測れるようになったっていうのは、一つ小さな革命です。まずはGoogleマイビジネスに登録して、来るべき未来に備えましょう。

 

www.google.co.jp